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『システムキッチンっていいなあ』
娘や友達のマンションを訪ねるたび、システムキッチンへの魅力が増していく。
流し台本体の奥行きは深いし、シンクはゆったりしている。調理台が広く、
引き出しもたくさんあるので収納もよさそう。
我が家のシンクは2層式。
シンクの両側に40cmくらいの調理台がついている形。
一見大きそうだが見た目と使い良さとは大違い。
シンクが2層、
つまり仕切りがあるためかえって狭くなって
しまい、
大きなものが洗いにくい。
シンクを挟んで左右に分かれている調理台も、
どちらか
一方に寄っていれば80cmの広さで使えるのになあ〜と、
ずーと…そう、思えばこの家を購入し、このキッチンを
使い始めてすぐの頃からずーと・ずーと
思いつづけていたわけだ。
「システムキッチンっていいなあ〜」システムキッチンの魅力に取り付かれ始めた折も折り、鳥海工務店の情報紙「井戸端会議」に『システムキッチン製品6割引』という記事が載っていた。
メーカーのショールームも見学出来ると書いてある。
チャンスかもしれない!思い切って鳥海工務店に「台所のリフォームを考えているのですが…」と相談のメールを送ったのが始まりだった。
半年前12月半ばのこと……。
『展示場見学会の巻』
思い立ってから2ヶ月ほどの間に、鳥海工務店から各メーカーのショールームの場所や、
展示会の会場などのご案内を頂いていた。
その中で一番行きやすそうな会場は「さいたまスーパーアリーナ」だった。
見学会には一緒に行ってくれると言っていた娘が駆けつけてきてくれた。
トステムの業者向け住宅設備総合展示会であったため、
その規模と人の多さに圧倒されつつも「目指せシステムキッチンコーナー!」
幾通りもに設置されているキッチンの前に立っては
「ここで洗って、ここでこう切って、ここで炒めて・・・」と空想に酔っている私をよそに、娘は、コンロやシンク下の収納のチェックなどに余念が無い。
社員さんをつかまえて使い勝手やグレードの違いを質問をしたりしている。
引き出し収納いいなあ。
食器洗い乾燥機いいなあ。
スライド式の吊り戸棚いいなあ。
手の届く吊り戸棚いいなあ。
カウンターがあるといいなあ。
カタログをもらって帰ったその夜は、見てきて気に入ったタイプの実寸を台所に当てはめ
「流し台がこんなところまで伸びるんだよ」と既に決まったような気分。
「長年使った食器戸棚もキッチンに合わせて吊り戸棚とカウンター付きの収納にしたいね」
「手の届く吊り戸棚は窓にかかってしまうから無理よね」
「食器洗い乾燥機は付けようね」
などなど具体的な話が弾み、娘と私の間ではキッチンも収納も、
どのタイプにするかほぼ決まりかけていたのだった。
『そのプラン待った!の巻』
いくら「これがいい」と決めたところで、我が家に取り付けることが出来るのかどうか不安が残る。
換気扇の位置がずれてまずいのでは?
奥行きが広くなる分飛び出してしまうのでは?
どのスタイルなら取り付け可能なのか、鳥海さんに現場を見てもらった。
鳥海さんはこともなげに
「窓の位置は下げられますよ」
「この壁を取ってカウンターをつければ対面式にもできますよ。
ハッチは既製のが合わなければ作ればいい」
えっ?カウンターがつけられるんですか?!
対面式とまでしなくとも、調理したものが載せられるとどんなに便利だろう。
カウンターの分は台所側に引っ込めれば部屋が少し広くなる。
そしてダイニングテーブルをカウンターに付ければ、今風なおしゃれなお部屋になるのかもしれない!
キッチンのサイズが合うかどうかさえ心配だったのに、90度も180度も飛躍した発想にどぎまぎしながらも、計画は『カウンター』取り付けの方向に向かって行った。
それまではリフォーム計画に口を挟もうとはしなかった夫が「壁を取って・・・」「窓をさげる・・・」と聞いたとたんビックリ!
「おいおい、待ってくれ。壁を取るとは何事だ!」
家を壊すような事をするならオレは許さんぞ!」
と、それだけでは済まずに
「大体、何で取り替えなきゃならないんだ!この流しで充分使えるし、戸棚だってまだ痛んでいないじゃないか!」
と、リフォーム計画そのものが白紙に戻ってしまいそうになった。
『主婦の居場所の巻』
どうしよう!
ここで夫にそっぽを向かれてしまったらカウンターどころか、
システムキッチンそのものの計画まで吹っ飛んでしまう。
「まだ使えるじゃないかって言われるとそれには相違ないけど・・・」
「でもね、台所ってさあ・・・、主婦が、いっちばん長く使うところじゃない?」
「毎日毎日必ず使う場所なんだから、使い勝手がいいほうがいいって思わない?」
洗濯機を買うように、
ただ新しいものに置き換えるだけだと軽く思っていたのが、
家を建て直すかのような大事だと知ってビックリしたに違いない。
怒ってはみたものの、しばらく思案の結果、夫は理解を示してくれたのだった。
『カウンターにこだわるの巻』
・ 壁を取り払ってカウンターにする案は無しにしようね。
夫の意向を取り入れて再び計画を練り直す。
・ 吊り戸棚は手の届く高さのものを付けたいな。
だけどそうするとやっぱり窓の位置を下げないとならないね。
・ 戸棚はどうしようか。
お父さんはまだ痛んでいないって言うけど、もう15年以上使ってるから
けっこう汚れが染みついてるよね。
・ 戸棚を壁にくっつけるって発想止めたらどうかしら?
・ ここにさ、この真ん中にカウンター置くの。
ハッチにしてしまうとうっとうしいけど、
カウンターなら上が空いているから圧迫感が無いと思うよ。
・ 大体これくらいの高さ・・・90cmか1mくらいでどう?
引出したくさん付けて、お茶碗はみんな引き出し入れれば
戸棚の形にこだわることも無いでしょ?
キッチンの上の吊り戸棚が手の届く高さなら、そこにも入れられるし。
カウンターの夢が捨てきれずそんな提案を・・・けれどあっと気が付いた。
・ ダメだよ。カウンター置いたら廊下からの入口のドアが開かなくなるよ。
せっかく名案だと思ったのにね。
そんな娘と私のやり取りを聞いていた夫が
「そこ引き戸に直してもらえばいいじゃないか」と助け舟。
反対されるかもね、と夢物語のように話をしていたのに立場が逆転したような、
夫の前向きの意見に娘も私も大感激!
「窓の位置を下げるならついでに出窓にして貰えよ」
「床や壁も張り替えるんだろ?そしたらついでに天井も張り替えよう」
結局、一番積極的にプランを提案してくれたのは夫でした。
我が家のキッチンリフォーム計画はGO!
「鳥海さん見積りお願いしまーす」
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